基礎知識04


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生命の樹について1


生命の樹、オッツ・キィムとも呼ばれる、下にある図は本来、ユダヤの神秘カバラの中核をなす神秘図形である。人間の意識や大宇宙の構造を示した図とも呼ばれ、現在の西欧神秘伝統の教義はこの図形を中心に構成されている。この際、間違えないで欲しいのは、この図は本来ユダヤのカバラの教えを説くためのものなのだが、ここでは、西欧神秘伝統を学ぶために、この生命の樹の図形を用いるという事である。西欧神秘伝統においては、この生命の樹の図形を軸に様々な教義やシンボル、技法などが組み立てられているのだ。また、生命の樹はその性質から、世界中にある様々なものを分類するための表にもなりうる。生命の樹はセフィラと呼ばれる10の球体とその間を繋ぐ22のパス(小径)と呼ばれるものから成り立っている。この辺は下の図を見て理解してほしい。セフィラの複数形はセフィロトと呼ぶ。セフィラは1番上の球がケテル(意味は王冠)、右下に降りてコクマー(智恵)、左へ行ってビナー(理解)、以後ジグザグにケセド(慈悲)、ゲブラー(峻厳)、ティファレト(美)、ネツァク(勝利)、ホド(栄光)、イェソド(基盤)、マルクト(王国)と呼ばれる。パスはそれぞれが22のヘブライ文字と対応する事となっている。また、10のセフィラと22の小径をひっくるめて32の小径と呼ぶこともある。生命の樹は学習していくと、とても奥が深いものだが、この段階では、以上の事と、生命の樹がどんな図形であるかを覚えておくだけでよい。
 
 
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四大元素と「霊」の元素について

 
先にこの世界は、四大の霊的要素で構成されていると書いたが、その四大の霊的要素自体を構成する、根本的なもう一つの霊的要素がある。それを西欧の伝統では、「霊」あるいは「精霊」、「空」の霊的元素と呼ぶ。この要素は地風水火全てに行き渡り、それらを活かし、制御する意識の要素である。四大元素とこの元素を統合して五大元素という事もあるので、記憶しておく事。この5つの要素を図形に統合したのが、次に説明する五芒星である。
 
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五芒星について1

 
五芒星(Pentagram)。一般的にはあまり聴きなれない名前かも知れないが、頂点が5つあるいわゆる☆=星型を示す。この五芒星は西欧の伝統においては、地に存在せし元素の諸力を制御する鍵として用いる事が多い。五芒星は精霊の頂点を上方向に正しく描いた場合は、物質的力に対する霊(精神)的力の優位性を、下向きに逆向きに描いた場合は霊(精神)的力に対する物質的力の優位性を指し示す。端的にいえば、白魔術と黒魔術の関係だ。五芒星の頂点は上部が霊と対応し、以下、時計回りに各頂点が水、火、地、風の四大と対応する。これらの地風水火の各頂点への割り当ては獣帯から来る。五芒星を霊的力の召喚に用いる場合は、各対応する頂点へ向けて描き始める。力の退去に用いる場合は 各対応する頂点から描き始める。次に説明する六芒星が天空=「大宇宙」を意味するのにたいして、五芒星は「人間」という小宇宙を意味する。
 

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六芒星について1

 
六芒星とは、上向きの三角形と下向きの三角形を組み合わせた図形である。「ダビデの星」や「ソロモンの紋章」とも言われる、この図形は西欧の伝統では天空=大宇宙の諸力を制御する鍵として用いる事が多い。六芒星は各頂点が霊的惑星と対応し、一番上の頂点から時計回りに、土星、木星、金星、月、水星、火星、そして中央が太陽に対応する。この対応は生命の樹への惑星の配属から来る。下に示す図を参照にして欲しい。六芒星という図形は、それを構成する上向きの三角形が能動的原理、男性的原理、陽、火などを示し、下向きの三角形が受動的原理、女性的原理、陰、水などを示す。そして六芒星自体は、この相反するものの組み合わさった図であり、調和、完全などを意味する。五芒星が逆向きになると意味を変えるのに対して、六芒星は逆向きの図というものは意味を持たない。五芒星の人間=小宇宙に対して六芒星は「大宇宙」を意味する。
 

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記憶事項
 
1 生命の樹は何の為の図か。
2 生命の樹の各セフィラの名前を言えるか。
3 生命の樹の各セフィラの名前の意味が言えるか。
4 五芒星の意味を言えるか。
5 五芒星の各頂点に対応する五元素を言えるか。
6 六芒星の意味を言えるか。
7 六芒星の各頂点の対応を言えるか。
8 五芒星に対して六芒星は何を意味するかを覚えること。
 
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更なる学習について
 
生命の樹については、国書刊行会より出版されているダイアン・フォーチュンの「神秘のカバラ」及び、イスラエル・リガルディーの「柘榴の園」を読んでおく事。
 
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