基礎知識2



四大について2

人間の無意識というものは、自分にとって理解しにくい根源的な力、精妙な霊的な力を意識せずに、 様々な「フィルター」をかけて顕在意識に認識しやすくする性質がある。このフィルターとは、現在の学問 で言えば、心理学等を学ぶと解ると思うが、人間がこの世界から受け取る情報を取捨選択あるいは自分 に認識しやすいように以前の記憶などから引き出してきたイメージを当てはめて認識させる一種の検閲機構 のようなものである。「四大の精霊」とは、人間が四大の霊的な力を、そういった意識のフィルター というものをとおして、認識しやすい「キャラクター」の形に変えたものをあらわす。ただし、この 意識のフィルターというものは各人の記憶や経験、意識の在り方によって、その性質が様々に異なるもの なので、この四大の精霊のイメージ自体も、その時代や社会、各個人によって姿形を変化させる事がよく ある。しかし、そういった変化する姿の中でも、四大はその性質上、基本的なイメージというものを持って いる。西欧神秘伝統では、学徒に四大の霊的な力を、その基本的な形で認識するように学んでもらう。 地に関係する霊的な力はグノームと呼ばれる地に住まう小人。風には風の中を駆け巡る妖精シルフ。水には 人魚の姿をしたウンディーネ。火には蜥蜴か山椒魚に似たサラマンダーというものである。以下に、その イメージを掲げる。ただし、人によっては、どうしても、こういったイメージを受け付けないことも あるので、注意する事。



地の精霊・グノーム 風の精霊・シルフ

水の精霊・ウンディーネ 火の精霊・サラマンダー



「照応」


 「照応」。一般的には「互いに関連しあってる事」と定義される、この事柄は西欧秘教の学習ではとても重要な事として扱われる。この世界の、様々な物質や事柄にある特定の共通する要素を見出し、分類する事により、人間の意識内での物事の捉えかたがより深く理解出来るとされるのだ。この照応は以後、四大や惑星、十二宮などの様々なものに加えられていくので、学徒はよく理解しておいてほしい。



月節

天球上において月の軌道(白道)が太陽の軌道(黄道)と交わるところは仮の惑星とされ、次のように呼ぶ。カプト・ドラコニス(竜の頭)、カウダ・ドラコニス(竜の尾)。下の図の右がカプトであり、左がカウダのシンボルである。これらは、発見されてる惑星がまだ少なかった頃に、惑星の代わりを勤めていたが、現在、新しく発見された惑星に、その役目を渡しつつある。ここでは、そういった存在の事と、その記号を覚えておくこと。




タロットカードについて1


タロットカードとは古来より伝わる、占いなどによく使われるカードである。タロットと呼ばれるものにも さまざまな種類があるが、基本的には22枚の絵札と、棒、杯、剣、金貨の4種類からなる40枚の 数札、同じ4種類からなる16枚の王宮札と呼ばれるカードから成り立っている。このうち、22枚の絵札 は大アルカナと呼ばれ、40枚の数札と16枚の王宮札はまとめて小アルカナと呼ばれる。22枚の絵札は 神秘的な絵柄のカードとして知られ、それぞれ番号と題がつけられている。その題は一般的に1から順番に 「魔術師」「女司祭」「女帝」「皇帝」「司祭」「恋人」「戦車」「正義」「隠者」「運命の輪」「力」 「吊られた男」「死」「節制」「悪魔」「塔」「星」「月」「太陽」「審判」「世界」そして、特別に0番の 札を「愚者」と呼ぶ。小アルカナは1から10の数札に、王女、王子、女王、王の王宮カードのそれぞれに 棒、杯など4種類のカードがある。タロットカードは西欧の伝統の学習にとって後々必要となるものなの で、学徒は手に入りやすい手頃なカードや解説書を入手して、タロットに慣れておいてほしい。最近は インターネットを通じてタロット・カードは手に入りやすくなった。西欧の伝統を勉強するものは、 その中でもA・E・ウェイトという人のライダー・タロット(あるいはウェイト・タロット)と呼ばれる タロットカードか、マルセーユ・タロットと呼ばれる種類のタロットを手に入れておくのが良いだろう。



占星術について1


占星術とは古来より伝わる、人間の生年月日によって、その運勢を占う方法である。通常、多く見られる 占星術は生年月日を1年を12の期間に分け、何座の人はどんな運勢という占い方をすることが多い。 しかし、これらは一般的な人向けにかなり大雑把に行なわれている占いの方法であり、占星術でちゃんとした 占いをする場合は、その個人の生年月日とその生まれた時間、そして生まれた土地を元に、天宮図 (ホロスコープ)という表を作り、そこから導き出されたその人個人の惑星の角度や、どの宮に入ってるか などを用い、その人の運勢や隠された素質などを探っていく。昔から、こういった占星術は 当たるのか当たらないのか?といった疑問が多く投げかけられてきた。しかし、近代になって心理学、特に ユング心理学というものが発展してくるにつれて、占星術とは人間の心における、ある種のエネルギーの動き を解明するための一つの方法なのではないか?という考え方が大きくなってきている。西欧の伝統に とって占星術の考え方などは必須知識であるので、学徒も占星術に関する本を読むなどして、知っておいて ほしい。ここでは、学研の「正統西洋占星術大全」を入門書としてお奨めしておく。ただし、特にこの本に こだわる必要は無い。他に良い入門書を知っていれば、学徒はそれらの本を見るなどして自分や他人の ホロスコープを作って見て欲しい。そして、占星術の考え方に馴染んでおくこと。




学習事項

1 四大の精霊とは何々か?。
2 月節とは何か?
3 月節の2つの名を言えるか?。シンボルを書けるか?
4 タロットの大アルカナ22枚の題を覚えておくこと。
5 小アルカナはどんな構成になっているか記憶すること。
6 占星術の自分のホロスコープを作ってみること。
7 照応とはどのような意味を持つ事柄か?



更なる学習について

タロットは、本当に数多くの種類がある。ある程度慣れてきたら、学徒には次のような種類のタロットを お奨めする。
・クロウリーのトート・タロット
・ヘルメティック・タロット
・SOLタロット
・キケロ夫妻の黄金の夜明け魔術タロット
・ロバート・ウォンの黄金の夜明けタロット



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