オーラについて
ここでは、皆さんに「オーラ」についての紹介を致します。
皆さんは「オーラ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?。この言葉自体はかなり、
一般にも広まっているので、神秘行に興味の無い方でも、必ず漫画なり小説なりで
聞いたことがあると思います。簡単に言えば、人や生物を包み取り巻きいているある種の
通常の肉眼では”見えない光”といえるでしょう。
このオーラというものはとても古い時代より、様々な人達にその存在がいわれてきました。
例えば、古代エジプト人、古代インド人、中国人、ギリシア人、北部アメリカのインディアン、
様々な土地で古い時代からその神話や伝承、絵画にオーラと思われる物を指す表現が認められます。
日本でも、古い仏像や仏画に書かれている仏様の背後に、光るものを描いた「背光」が有るのを
見たことがある人も多いと思いますが、それもオーラの一種だと思われます。
(有名な仏画の一種。仏様の背後に円形の光が描かれている)
そして、ニュアンスは違えどもこのオーラを指すと思われる言葉は世界各地にとても多く存在し、
メスメルという人物の言う「動物磁気」、錬金術師たちの言う「アゾス」、西洋の魔術師達の言う
「星幽光」、ライヒが発見した「オルゴン・エネルギー」、中国で言う「気・氣」、日本でいう「霊気」
も、広く見ればこのオーラを指すと思われます。
このように、オーラはいろいろなところでその存在が言われてきたわけですが、本来、オーラとは
どう言った物でしょうか?。「オーラ」という言葉の起源自体はギリシア語の「avra=微風」を意味
するものから来ていると言われています。
オーラを簡単に定義すると、「この世にある全てのものより放射される、ある種の光あるいは電磁波」と
する事が出来るでしょう。現在科学的には、この不可視の光であるオーラの存在は公式に認められている
わけではありませんが、昔より様々な科学者がこのオーラを科学的に分析し万人に理解できるようにしよう
としてきました。
その中でもロンドンのウォルター・キルナー博士はオーラを簡単に見えるようにするために、1908年に
染料ジシアニンを塗ったガラス板を使った実験を始め、通常の肉眼では見ることの出来ない放射現象を見る
ことが出来るようにした事で、特筆すべき人物といえるでしょう。
この方法は一般にいわれているオーラの全てを見るように出来る物ではなく、物質に近い段階のオーラ、
いわゆる粗雑なオーラを見ることが出来るようにするための物でしたが、後にオスカー・バグノールという
人物は、このキルナー博士の考案した方法を使い、オーラを見るための「訓練用の器具」というものを開発
しました。
このオーラ視訓練用の器具はその主旨から一般に胡散臭く見られがちですが、生理学的には、人間の目に
ある、かん状体と呼ばれる視細胞を訓練するためのものとされます。バグノールによればこの視細胞がオーラ
を見るための器官だというのです。
また、別の国、旧ソ連ではオーラは「バイオプラズマ」と名付けられ、キルリアン写真というものにより
その姿がとらえられて、研究が進んでいたといわれています。「キルリアン写真」は、オーラについて少し
でもかじったことがある人なら、一度は聞いたことがあるでしょう。よく植物の葉や人間の指、手を被写体に
して、その周りに光が放射されているのをはっきりと写した写真です。
もともとキルリアン写真は、物体から放射される放電現象のようなものを、高電圧交流電流装置を使い写真
にしたもので、最初の発見はニコラ・テスラという人物にまでさかのぼれます。最初、テスラのこの発見は
世間から無視されてしまいましたが、その後、この写真はソ連のキルリアン夫妻が再発見し発表して有名に
なりました。
(指から放射されている光を写したと言われるキルリアン写真の一例。)
また、1935年には、ノースロップとバーという学者が「L(Li−fe)磁場」と呼ぶ、全ての
生命体の周りに電気力学的な磁場が存在しているという説を発表しました。この説の内容は、全ての生命の
周りにはその形を決め成長を促す「エネルギーフィールド(場)」があるというもので、その説は昔より
伝わるオーラの考えと、とてもよく似ているところがあります。
現在でも、オーラは様々なところで研究がなされています。近い将来にこれがもし科学的に確認され、
その利用法が公式に再発見されれば、人間にとって計り知れない恩恵をもたらすこととなるでしょう。
以上、オーラについて紹介も兼ねて簡単に説明してみましたが、ここからは神秘行的に人間の周りを包む
オーラについて少し詳しく説明していきます。
「オーラ」という言葉は単純に人を包む光でしかないと思いやすいですが、実際にはそれは様々な段階の
ものによって構成されています。まずオーラはその性質によって、その構成する層を分けられています。
一番簡単な分け方は物質的肉体に一番近い段階の「内層オーラ」、その周りを包んでいる微細な
「外層オーラ」とする2段階です。ただ、もうちょっと理解しやすいものだと、肉体に一番近いオーラと
いわれる「内層オーラ=エーテル体」。それよりも微細で感情に関係し、内層オーラを取り囲んでいると
言われる「外層オーラ=アストラル体」、オーラでは一番微細な「最外層オーラ」とする、3段階の分け方
をすることが多いようです。
しかし神秘行の流派によっては、主にヨーガが使う「エーテル体、アストラル体、メンタル体、真我」と
する分け方や、「バガヴァッド・ギーター」による「精神体、感情体、粗雑な物質体」などもあります。
また日本の神道で言われる少し特殊な一霊四魂(幸魂、和魂、奇魂、荒魂)、などの分け方や、
もっと多いものでは、「肉体&エーテル体、アストラル体、メンタル体、コーザル体、霊体、ブディ体」と
する分け方まであります。よく、こういった全然別の分け方をしている話を聞くと、神秘行の学習を始めた
ばかりの初心者は、そのうちのどれかが正しくどれかが間違いであると思いやすいものですが、実際は、
これらの分け方は各流派の象徴や教義に影響されているところが大きく、本質的には、それらはどれか
が正しく、どれかが間違いであるとかいうものではなく、同じオーラの違う局面・性質をいろいろな名で
呼んでいるにすぎないものなのです。
(オーラを描いた有名な絵。この人間の体の近くの少し黒い放射状のものが、
外層オーラ、その周りを取りまく白い放射状の物が、最外層オーラと言われる。
また、この絵には次に説明する、派生オーラ=ナディも描かれている)
次に、オーラは「ナディ」と呼ばれるものによっても構成されます。このナディとは、日本語では
「管」を意味し、生命を維持するために、必要なエネルギーを生物の全身のオーラにくまなく行き
渡らせるための、いわば物質的な肉体の血管に相当するものといえるでしょう。
私も、修行の時に全身に強めた気を満たしたあと、ふと何気なくこのナディを見ると、体中を取り
まいているナディにそって、輝く気が流れているのを見たことがありますが、とても綺麗な光景でした。
ナディは主要なものでは14本、細かい物になると35万本もあると言われています。主要なナディは
「派生オーラ」ともいわれ、体から大きく管がはみ出しているような形をとっています。人がオーラを見る
実践学習をする場合、学習の最初の頃はオーラを”残像”じゃないかと思ってしまいがちですが、この
派生オーラが見えるようになれば、まず、自分の見ている物が間違いなくオーラであるという事に自信が
持てるようになるでしょう。
35万本ともいわれる、数多いナディの中でも一番重要なものとされているのは、人間の脊柱に絡まって
存在する、「イダー、ピンガラ、スシュムナ」と呼ばれる3本であり、これらのナディは、「クンダリーニ」
と呼ばれる力と深い関係があります。また、全身にくまなく沿って存在するこのナディは、中国の伝統的な
鍼灸療法にある、経絡・経穴とも関係が深いといえるでしょう。
(ナディを描いた有名な絵。白い線がナディ。体中にナディが張り巡らされているのが解ると思う)
次にオーラを構成しているものとして、「チャクラ」があげられます。チャクラとは、日本語では「輪」を
意味し、その言葉から推測されるように、それは人間のオーラの中に「光の輪」状のものとして存在するもの
です。このチャクラはオーラの様々な性質のエネルギーの「中枢」として働くものです。
一般的にチャクラは7つあるといわれ、それは
「ムーラダーナ・チャクラ」(尾てい骨部)
「スワジスターナ・チャクラ」(会陰・あるいは性器)
「マニプーラ・チャクラ」(丹田)
「アナハタ・チャクラ」(胸、あるいは心臓)
「ヴィシュダー・チャクラ」(喉)
「アジナ・チャクラ」(眉間)
「サハスララ・チャクラ」(頭頂部、脳下垂体)
の様に分類されています。しかし、この分類法は神秘行の流派によって大きく異なり、多いものでは、
何十個ものチャクラがあるとするものもあります。そのため、学習者によってチャクラの考え方は
違うことが多いのが現実です。
このチャクラの考え方も、オーラの層とおなじように神秘行の流派の教義に影響されるところが大きく、
どれかが正しく、どれかが間違いであるとはっきりいえないのが実際です。しかし、その中でもたいてい
共通して言われるところとして「頭頂、眉間、喉、胸、丹田、性器」の部分があります。
これらはナディと絡めて考察するといろいろと面白い事が解ると思います。
(背骨にそって存在するチャクラを描いた、有名な絵。)
最後にオーラを構成するものの説明として「クンダリーニ」をあげれるでしょう。この「クンダリーニ」
と呼ばれるものは、霊的訓練を受けていない一般の人では、脊椎の基点に三角形で三回半トグロを巻く、
「蛇の様な形」をした形態で眠っている「エネルギー」とされています。
しかし、霊的訓練や事故などによって、これが目覚めると強い力を持って背骨に沿ったナディ(スシュムナ
等)を登り、その途中にあるチャクラにエネルギーを注ぎ込みながら、最後にサハスララ・チャクラに至り、
強い光となって全身のナディへとその力を流すものです。
そうなると、普段の肉体感覚を持つ意識は消え去り、無限の広がりを持つ光の空間へと意識が同化して
いきます。このような、超意識体験といわれるものは、ニュアンスは違えども様々な神秘行に共通して,
ある段階なのです。
私がこのクンダリーニに関わるある種の訓練をしたときも、クンダリーニが頭頂に至ると、強い光に
頭が満たされ、その光がナディを通って全身にシャワーの様に降り注ぐように見えたのを覚えています。
また、特別なクンダリーニの目覚めを感じない人でも、瞑想が深くなると,このクンダリーニが自動的に
目覚めると言われています。それは、瞑想もある程度の深い段階まで行くと、脳におけるプラーナ
(気あるいはエネルギーとも呼ばれる物)の消費がとても激しくなり、それに対応するために人間の肉体が
自動的にクンダリーニの激しいエネルギーを目覚めさせてそのエネルギーを脳に注ぎ込むためなのです。
この様に神秘行の深い段階まで至るためには必要なクンダリーニの目覚めですが、準備の出来ていない
学習者が無理矢理目覚めさせようとすると、脳にダメージを与え精神に障害を来たすことがあるなどの、
とても不幸な結果を招くことが多いので、このクンダリーニの扱いには細心の注意が必要といえるでしょう。
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